先日、こんな話を耳にしました。

Aさんは長年連れ添った奥様をなくされました。

その奥様の葬儀の直後、奥様のご兄弟がこともあろうか

「いつ財産分割をするのか?」

「財産がどれくらい相続されるのか?」

と、Aさんに聞いてきたそうです。

当然、Aさんは快く思うはずはありません。

もちろん、Aさんは財産分割に関してきちんと手続きをされる予定です。

が、「このタイミングでいったい何を言っているのか」とご兄弟の方を叱責されました。

Craig Sunter *Click-64*

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当然と言えば、当然の事だと思います。

亡くなった奥様にしても、自分が亡くなってすぐに財産分割の話をされるとは思ってもいなかったことでしょう。

兄弟には兄弟の都合があるとは思いますが、今回のような配慮の欠けた対応はいただけません

葬儀から49日と言えば、残された家族にとっては悲しみくれる暇もないくらい、たくさんの出来事が起こってきます。

そんな最中に、「早く、お金頂戴」というニュアンスの話を耳にすると、誰でもイラッとするのではないでしょうか。

私の住んでいる名古屋では、遺産相続に関しての話し合いは「49日があけてから」というのが慣例になっています。

他の地域でも、地域それぞれの慣例があると思います。

そういったことは、考慮に入れて行動をとって欲しいものです。

今回の遺産相続も、遺産分割協議書を作成して相続を行います。もちろん、相続人の全員の押印が必要です。

誰か一人、ハンコを押さなくても駄目です。

今回のケースが、今後のシコリにならないように今後のケアには注意が必要でしょう。

教訓

感情のもつれが、相続のもつれの始まり。

この記事を書いた人

小島 太
市民の皆さんの為の「頼れる街の法律家」を目指します。

私は流通業で28年間サラリーマンを経験した後、行政書士事務所を開業しました。もともと大学で経済を専攻した私が法律に携わる仕事を選んだのは、長いサラリーマンの経験から人の心の痛みを少しでも和らげる仕事がしたかったからです。私は遺言相続コンサルタントとして、遺言、相続、遺産相続の手続を中心に仕事をしております。